暑い夏に『うちの子太った??』🐖💧〜秋からできる体重管理〜

トリマーの私達も、夏にはよく「丸くなったネ〜!💦」「あれ…こんなに重かったっけ?」と思う事が増えます!

暑くて、充分な散歩に行けなくなり、運動不足になったり、

エアコンが効いた部屋が快適すぎる空間で、本来夏バテで食欲が落ちる子も、食欲は維持され、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで、体重増加につながったたり…いろいろな要因が考えられます!

本日は夏太りについて詳しくお話ししていきます💡

1.運動不足

暑さで散歩や外遊びの時間が短くなり、消費カロリーが減る。

2. 基礎代謝の低下

冬は体温維持にエネルギーを使いますが、夏はその必要が少なくなり、カロリー消費が落ちる。

3. 食事量の調整不足

運動量が減っているのに、冬と同じ量を与えると余分なエネルギーが脂肪に。

4. おやつ・冷たい食べ物の増加

夏は飼い主もアイスや冷たいおやつを与えがちで、カロリーオーバーにつながる。

🐾 犬が太るデメリット

1. 寿命が短くなる

• 研究では、適正体重の犬より 平均で約2年寿命が短い と報告あり。

• 体に常に負担がかかるため、内臓も早く傷みやすい。

2. 関節・骨への負担

• 特に短足犬(ダックス)や大型犬は関節炎や椎間板ヘルニアのリスク増大。

• 膝蓋骨脱臼や股関節形成不全も悪化しやすい。

3. 呼吸器系への悪影響

• 短鼻種(パグ、フレブルなど)は気道が狭いので、太るとさらに呼吸困難・熱中症リスクが上がる。

• 散歩中にすぐハーハーして動けなくなる。

4. 心臓・血管への負担

• 心臓病や高血圧のリスクが増える。

• シニア期になると心不全の発症率が高まる。

5. 糖尿病のリスク

• 肥満はインスリン抵抗性を高め、糖尿病になりやすい。

• 特に小型犬やシニア犬で注意。

6. 皮膚トラブル

• 皮下脂肪で蒸れやすくなり、皮膚炎・マラセチア感染が増える。

• シワが深い犬種では悪化しやすい。

7. 麻酔・手術のリスク増大

• 太っている犬は麻酔が効きにくい&覚めにくい。

• 手術や処置の際に危険度が上がる。

8. 生活の質の低

• 走れない・ジャンプできないなど行動が制限される。

• 散歩や遊びを楽しめなくなる → 精神的ストレスも。

犬の肥満は、プニプニ、モチモチして「かわいい」と 言われがちですが❗️❗️

病気の入り口と言われています🩺💭

健康寿命を短くし、生活の質を下げてしまいます。

秋にできること🍂

1. 運動量を増やす

• 暑さで散歩時間を短くしていた場合、秋は朝夕が涼しくなり運動しやすいです。

• ロング散歩や坂道、公園での遊びを少しずつ増やして、消費カロリーを上げましょう。

2. 食事の見直し

• 夏に食べ過ぎていたなら、秋は「食欲の秋」でさらに増量のリスクあり。

• おやつを減らす、フードを低カロリーに変える、茹で野菜(キャベツ・人参・かぼちゃなど)でかさ増しするのも効果的です。

3. 定期的な体重チェック

• 週1回くらい体重を測り、体型も触って確認(肋骨が軽く触れるか、お腹のラインがくびれているか)。

4. 筋肉量を維持・増やす

• 涼しい季節は筋肉をつけやすい時期でもあります。

• ボール遊びや軽いランニングなどで、ただ痩せるだけでなく健康的な体づくりを意識。

5. 皮膚・関節ケアも並行し

• 夏太りで負担がかかった関節や、夏の皮膚トラブルのケアも忘れずに。

💡秋は「冬に備えて太りやすい」季節でもあるので、この時期に絞っておくと冬を健康に過ごしやすいです。